マイクロサンプリング調査会
市街地の内視鏡−地下埋設物・支障物の探査に・・・

テクノ・ウォーターホールズとは?


テクノ・ウォーターホールズ

 ウォーターホールズとは、地下埋設物の位置を確認する試掘調査法で、開口面積を極力小さくしたコアチューブを埋設物の位置まで設置し、埋設管や支障物を目視・確認する方法です。

 調査においては、油圧フィードの小型鋼管圧入引抜機、適当な吐出量・圧力を有する高圧ポンプおよび調査深度に応じた掘削土の吸引装置を準備します。深度によりボーリングマシンを使用する場合があります。

 既存資料、現地踏査等を経て、想定埋設位置において、ジェット水を先端から噴出する探針ロッドを人力、あるいは油圧フィードにより建て込んで大略の埋設位置を探ります。

 引き続き、ジェット水による水力切削と吸引装置による掘削を繰り返して、コアチューブを埋設物まで建て込みます。コアチューブ内部の掘削土を吸引して目視あるいはCCDカメラモニターにより探査対象を確認します。埋設深度、オフセット距離を計測して、その埋設位置を記録します。

 探針ボーリングとコアチューブの掘削手法が、水力切削とバキューム吸引によって行われるためと、掘削作業の進捗に従ってコアチューブを建て込む方法であるために、周辺地盤・構築物への影響と埋設物損傷の危険性が無い安全な探査方法です。

 舗装版の解体・復旧を行わないため、振動・騒音・交通支障などの建設公害の極めて少ない調査法と言えます。

 これまでの調査実績では、最大調査深度は15メートルで、埋設管の形状寸法の調査目的を確実に達成しました。


ウォーターホールズ概念図

概念図

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